プログラミングコンテストのビジョン

==前書き==

知人とのお酒の席でこの話をしたら、知り合いに紹介するのに今話した内容を文章で欲しいと言われた。
なのでブログに貼付けておくことにする。

==本文==

長期間(最低12時間〜最頻で2週間程度〜最長で3年ぐらい)で競うプログラミングコンテストでは、プログラミングの能力で1位を決めたりはしない。
ゲーム理論やグラフ理論といった、もっとプログラミングが関係のない所で、1位が決まる。
観戦のみであれば尚更、プログラミングコンテストを楽しむのに、プログラミングの能力は必要ない。
本当の一般人であっても……1億人を超える日本人のほとんどが観客として楽しめる様な、そんなプログラミングコンテストを僕は目指している。

高専プロコンは20年以上の歴史を重ねて来た。
目で見て理解し易いロボコンの大衆への浸透率が高かったことに対して、目で見て理解し辛いプロコンは大衆にまだ浸透できていない。
これを重くみた高専プロコン運営は、試行錯誤を重ね、少しでも一般観衆が見て分かり易いコンテストを作ることを心がけて来た。
そんな文化の中で僕は育った。

近年の高専プロコンでは、この辺が改善されてきている。
観衆が見て分かり易くするためには、問題の視覚化がポイントだった。
コンピュータの中で計算上で起こっているはずのことを、体感し易い様にいかに可視化するのかという話だ。
そこはコンテスト運営がいくらでも工夫可能な部分だ。
野球やサッカーやゴルフの様な、あるいはアイススケートに匹敵する様な視覚効果をもたらすことができる。
ボクシングやK1の様な分かり易さを観客に提供することもできる。
また、プロコン自体の性質上、囲碁や将棋の様な深い思考を観客に提供することもできる。
クイズ番組や教育番組の様に、観客と一緒になって考えていくこともできる。
また、あらゆるスポーツの様に、スター選手という偶像を作り出し、それを観客に提供することもできる。
初心者にも分かり易いことを解説するスター選手もいれば、上級者向けの難しい解説をまじえるスター選手も出てくるだろう。

プログラミングを売りたいのではない。
僕が売りたいのは、論理的な戦略立案能力だ。
それを実現するために実動部分ではプログラミング能力が要る。
しかし観戦する分には必須ではない。

問題文を読むだけでは問題への理解は足りず、コンピュータに計算させることでデータを増やせる。
そのデータをもとにして、よりよい戦略を立て、それを実現していく。
企業活動……ビジネスそのものと非常に類似点は多い。
コンテストでは問題をやや単純化しているため、実際にはビジネスの方が複雑だとは思う。
単純化した仕組みの中でうまくいく戦略を立てられなければ、複雑化した現実社会の中で戦略を立てることはより難しい。
要は、ゲーム戦略、企業戦略、経済戦略、恋愛戦略……そうしたもののシミュレーションを通した戦略立案コンテストなのだ。

ここ数年、プログラミングコンテストが乱立している。それはとても良いことだと思う。
しかし乱立している理由は、企業が優秀なプログラマを招き入れるためである。
求人のためのプログラミングコンテストなのだ。それはそれで悪い流れではない。
しかし僕は、大衆のプログラミングコンテストを目指していきたい。 seo links .

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